7月19日から7月26日にかけて梅雨前線の活動が活発化し、中国地方や九州北部において1953年6月に発生した
昭和28年西日本水害の降水量に匹敵する記録的な大雨を観測し多大なる被害をもたらしました。
特に福岡県八女地区では山津波(地滑り)が発生し、大きな被害を発生させ現在も復旧作業が続いています。
今回の山津波(地滑り)が発生した原因として山の状態が不健康であるが為に発生した人為的要因も懸念されています。
福岡県八女地区に平成24年8月7日に現地視察に入り、今後の支援を開始致します。
現段階では、視察時に行政側と今後の支援内容を調整し、山を健康にし、将来同じ災害が発生しない事を支援する事が大切だと位置づけ長期支援プロジェクトとしスタート致します。
そして、不健康である山を元気にするには、一般の人に山の事を知ってもらい、日本の山で育つ木を使ってもらわないといけない。
特に、災害にあっている地区の木を一人でも多くの人が購入頂き利用する事で支援になります。
需要が高まれば、手入れをする人が増え経済も活性化されます。
少しの意識を多くの人が持てば・・・。きっと変わるのだと考えます。
昨年の東日本大震災の際は、多くのマスメディア、地域の皆様に支援活動にご協力を頂きました。
(みのもんたの朝ズバで取組みを紹介)
その際は震災直後より義援金の募集、その月内から全国の古民家所有者から空き家を無償で提供頂ける方を募集し
マッチングさせて頂きました。
スピードを持って対応出来たからこそ、多くの方がこの支援活動に携わって頂けたと思います。
その時の事をふと思い出しました。古民家無償貸与の支援活動を開始すると発表し2日程経過後、全国紙に記事が載りました。
朝7時を廻る前から古民家所有のユーザーから支援に協力する!という嬉しいお電話の殺到。
1週間はスタッフ総出で対応したのを思い出します。有名芸能人の方からも申し入れもありました。
その時、持ち主の方が「うちの家で良ければ・・・どうぞ使って下さい。」「家をあげてもいい」「移住されてもいいよ」など。
災害がおこらない事が本当は良いのですが、こうした事をきっかけで多くの事も学びました。
多くの方がこの支援を利用され移住をし、新たな生活をスタートさせています。
(移住を希望する方を支援する古民家鑑定士)
これは、全国にいる古民家鑑定士さんがボランティア古民家鑑定士として各地域の古民家の担当となり対応頂けたからこそ出来たのです。
今回も早く被災された皆様に笑顔が戻り、将来この地に住む方たちに同じ災害を繰り返さない為にも、
我々の活動は微力かも知れませんが被災された方たちの役にたてれば幸いです。
運営団体:
一般社団法人住まい教育推進協会
東京都新宿区西早稲田2−20−10 TEL 03-6233-9157
協力団体:
古材倉庫グループ(株式会社ヴィンテージアイモク)
愛媛県松山市南吉田町2821-4 BizportA505 TEL 089-968-7768
現地団体:
福岡県木の住まい支援協会(一般社団法人福岡県伝統資財再生機構)
福岡県八女市上陽町久木原1016−1 TEL 050-3786-3169
HP: http://www.kozai-fukuoka.com/