「お・も・て・な・し」は非常にインパクトが強く、招致成功に大きな決め手だとも言われています。
しかし、今の日本人で「おもてなし」の心は、どの程度残っているのか。
また、どの程度認識されているのか?
今日はそんな「おもてなし」のお話です。
まず最初に・・・今回、この記事を書くにあたり以下を参考にさせて頂きました。
一部転載させて頂いています。原文は以下のURL先をご覧下さいね。
参考サイト ⇒ http://u-note.me/note/47487286
1:「おもてなし」の語源は?
・「もてなす」の丁寧語。言葉の通り、「客をもてなす」の「もてなす」からきています。
「もてなす」の語源とは、「モノを持って成し遂げる」からきており、お客様に応対する扱い・待遇のことを指します。
ここでいう「モノ」とは、目に見える物体と目に見えない事象の2つを示します。
・「裏表無し」これも字の如く、表裏がない心でお客様を迎えるということです。
こうした2つがあわさって一般的に「おもてなし」の語源となっている様です。
2:おもてなしとサービスの違い
例えばレストランでウェイターがおしぼりを持ってくることであったり、旅館で布団の準備がされていることなどは「サービス」と呼ばれます。
しかし、おしぼりを渡すときに「お仕事お疲れ様です」という言葉掛けをしたり、敷かれた布団の横に「ゆっくりとお休みなさいませ」と一言書いたメモを添えたりすることは「おもてなし」と呼ばれます。
つまり、お客様にとって想定内のことはサービスでしか無く、お客様の期待をいい意味で裏切るような気遣いこそが「おもてなし」とされるのです。
おもてなしは、相手のことを慮る気持ちから生まれるものです。
相手のことをよく考え、上質な気遣いができる人こそが紳士淑女たりえるのです。
先日、私のFacebookで載せましたが、全国津々浦々ビジネスで利用するビジネスホテルにおいても「おもてなし」の工夫をされています。
そんな中、そのホテルでは客の私が気付かない部分でありながらも、ホテル側の不備を手紙で謝罪しメッセージを残してくれていました。
上記にある、客の期待をいい意味で裏切って頂きました。(笑)
⇒ http://p.tl/zfTg (私のFacebookへ飛びます。)
3:見返りを求めるなかれ
外国では、レストランなどで接客を受けるとチップを支払いますよね。あのチップは、接客してくれた店員のサービス料として(任意ではありますが)支払っているわけです。
一方、日本ではどうでしょう。
高級レストラン・ホテルからコンビニまで、程度の差はあるにせよ、店員は無償で同じお客様として丁寧な扱いをしてくれます。
見返りを求めず、相手を敬い丁寧に扱うことが出来るのは日本人の良いところであり、これこそが「おもてなし」と言えます。これは商売に限ったことではありません。
日常生活において、見返りを求めず相手を敬い丁寧に接することは、
まさに「おもてなし」であり、それができる人こそ紳士淑女といえます。
>ここまでの多くは参考サイトより転載させて頂いています。
住まいに置き換えてみると、日本の住居は「お客様中心」で考えられていました。
それが、今では「家族・個人中心」になってしまっています。
古民家から現代の住まいに進化していく中で、高度経済成長期時代もまだ、その文化は残っていたと思います。
象徴的なのは「応接間」
今では、なかなか新築に「応接間」を設けることも少なくなったのでは?
住まい方が近代化してきても、お客様を招き入れる空間というのは、大切にしていたのでしょう。
いろいろな観点から「住まい」に繋げていくと面白く、また勉強になりますね。
多種多様な文化が入り込んできた今の世の中であるからこそ、
「日本の文化・伝統」を見直していきたいですね。