古民家鑑定士もグローバルになってきました

2009年にスタートした古民家鑑定士制度

解体されていく古民家をどうにかしたい・・・そういう想いから始まった資格です。

もちろん、順調に進んだわけではありません。色々な反発も受けながら、しかし徐々に受講者も増えてきました。

もう、知らない方も多いですが元々は古民家鑑定料金は1万円でした。今と比べると比にならない調査項目と診断結果。

そして、今年の4月までは3万円で実施していました。調査項目が大幅に増え、伝統構法と在来工法の両方に対応できるようになりました。

今月からは鑑定料金は10万円まで引き上がりスタートしています。全国の受け皿の確立と各地で活動頂いている古民家鑑定士インストラクターの拡大。そして、古民家の家歴書やメンテナンススケジュールの導入など今まで以上の内容へと進化を遂げました。

10万円に価格があがった事にも、賛否両論。それは、1万円から3万円の際にもあったことです。

今月に入って、古民家鑑定のお問合せや実際の鑑定書発行もおこなっています。

⇒ http://ameblo.jp/kominka-yamaguchi/entry-11530439165.html (山口県古民家再生協会)

古民家鑑定士は、私が今まで見たリストの中で日本人以外は記憶にありません。

先日、静岡県の夕方の番組で海外の子ども達が古民家に触れるイベントや古民家を探しているフランス人が紹介されていました。

その中で、古民家解體新書(古民家鑑定士のテキスト)を番組で紹介され、

「古民家鑑定士」の取得します!と宣言。

ビックリです!古民家解體新書には日本人でも読むのが困難な漢字がたくさん出てきます。

そんな中、勉強される事は運営事務局として嬉しい限りです。

外国人にとっては、古民家は新鮮でカッコいいのかもしれません。

日本人にとっては、見慣れて古いものより新しいものを好むのかもしれません。

日本の住文化は奥深い。来週より私も、新テキストでの講習が始まります。

正直ドキドキです(笑)フレッシュな気持ちで自分自身、学びながら、そして解り易くお伝えしたいと思います。

古民家鑑定士 ⇒ http://www.kominkapro.org/#top/kanteishi

20歳以上であれば、どなたでも受講・受験可能です。