日本の伝統的な住宅は大きな屋根が特徴でその下には、暗闇が拡がっているのが日本独特の美意識であると谷崎潤一郎の「陰翳礼讃」には書かれています。
金箔が施された屏風なども現代の照明の下で見れば派手でけばけばしく見えますが、当時の住宅ではほの暗い外部の光を反射するリフレクターの役割があり、陰翳を作り出す空間こそが日本の美意識だと書かれています。
古民家の3大デメリットの中に
1、寒い
2、暗い
3、使い辛い(使い勝手が悪い)
とありますが、この陰翳礼讃にある陰翳の秘密を理解し、光と陰の使い方を理解すると違った見え方がするのかもしれません。
そうした、日本の伝統的な古民家に込められた先人たちの様々な知恵や工夫を知り、日本の住文化を未来の子どもたちへ継承するという考え方を持って欲しいと願っています。
この陰翳礼讃は、古民家解體新書の冒頭に書かれています。
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