古民家とは、古民家鑑定士の定義の中では築50年を経過する木造家屋とされています。
ご存知の通り、少子高齢化などにより空き家の増加。手入れがされない家屋が放置され、
老朽化し解体されるケースが多いのも現状です。
2040年には、消滅してしまう可能性のある自治体は896あると統計が出ています。
より地方が衰退してしまいます。自治体の消滅は危機を持たなければなりません。
私は、「古民家は地域の宝である」とよく言います。
捉え方次第で、古民家は地域資源と捉えることができるのです。
日本政策投資銀行資料であるアジア8地域・訪日外国人旅行者を対象とした
「行ってみたい日本の観光地イメージ」調査からみると、外国人は以下のイメージを持っている様です。
イメージの中に「日本的な街並み」という項目があります。
全国各地に存在する古民家はその土地の歴史、文化・伝統を表すものであり
地域の魅力のひとつです。2020年に控える東京オリンピックを前に、訪日外国人にターゲットを向けた動きが既に昨年より多く見受けられます。
ただ、地方にいくと2020年の東京オリンピックは我々には関係ない。という意識の方が少なくないもの現状です。
私は、あと5年後に控える東京オリンピックを地方でも起爆剤として位置付けて頂き、地域資源を活かした国際交流、観光産業活性化から地域の活力へと繋げて欲しいと願います。
我々は、古民家を後世に残すために全国ネットワークを構築し、地域に根付いた活動を皆さんと共に実行しています。
古民家を通じ、地域のコミュニティと連携し残すべき地域の宝を未来へ受け継ぐ為に活動しています。
そして、伝統構法について学んだ伝統再築士(建築士)を育成する事により古民家の良さを残していきます。
それは、職人さんが輝くステージを死守し、減少しつつある各職人さんの技術の継承にも貢献すると思っています。
されに、地域を愛し、次世代の子ども達に日本の文化や街並みを受け継いで頂くために「古民家フォト甲子園」なども全国で開催。未来に向けた取り組みです。
→ http://www.kominkaphoto.com/
(古民家フォト甲子園作品)
古民家に関してご相談は、全国古民家再生協会に登録される古民家再生協会へお問い合わせ下さい。
http://www.kominkapro.org/kominka