骨組みに木を使うものとしては木造軸組工法と木造枠組工法の二種類があります。 1,木造軸組工法=伝統構法や在来工法は柱や梁などの骨組みに木材を使用。 →建築後50年を経過すれば古民家となります。 [メッリット] ・伝統的な工法なので木造住宅を手がける建設会社のほとんどが対応できるため業者の選択肢が多い。 ほとんどの建設会社ではこの工法のために部材類を豊富にそろえている。 ・近年では耐震性向上のために壁量を増やす傾向があるが、開口幅(出入り口の幅)が大きく取れることは変わらない。 ・一部を除いて将来の変更や改造が比較的容易にできる。 ・法規問題が解決しさえすれば将来においての増築も可能。 ・木の良さを表現するための真壁造り(柱・梁現し)ができる。 ・真壁造りにすることにより、木が持っている調湿効果を期待することができる。 [デメリット] ・ツーバイーフォー工法などに比べると見積価格で大工の手間料が大きくなる。 ・適切な金物の使用による施工が為されれば耐震性能においてもツーバイフォー工法と比べても遜色はないが、 揺れの大きさでは依然劣っている。 ・ツーバイフォー工法に比べて工期がかなり長くなる。 ・ツーバイフォー工法のようにシステム化されていないので、出来上がりの善し悪しが実際の施行にあたる 大工の技術に大きく左右され品質にばらつきが出る。 2,木造枠組工法(もくぞうわくぐみこうほう) [メッリット] ・枠組壁工法なので耐震性が優れている。 ・工法がマニュアル化されていて、パネルを立て込む方式なので工事期間が短く完成は早い。 ・気密性が極めて高い。 ・部材相互の密接度が高く、それが防火性と断熱性を高めている。 ・内部の空調管理が容易で省エネに優れている。 ・高度にシステム化・マニュアル化されている技術なので現場の大工さんに高度な技術が不要で品質が均一でムラが無い。 [デメリット] ・耐震性が壁によって確保されているため、将来的な壁の撤去や貫通などはできず間取りの変更が困難。 ・木を露出したデザインを施したくてもパネルで面が構成されているので困難。 ・同じ理由で木による調湿が期待できない。 ・従来工法に比べて施行できる建設会社の数が少ない。特に小規模の工務店では対応できない事が多い。 ・高温度の環境では気密性が高いので湿気が抜けず腐食の可能性がある。 それぞれ、一長一短あります。 古民家は木造軸組工法に該当します。 そこには、大工さんや家づくりに関与する職人さんたちが多くいました。 効率化の波に押され、大工さんの減少や技術を継承できる現場も少なくなってきたという現状もあります。 現在の一般的な住宅の代替わり周期は30年と言われています。30年経つと建て替えとなるということです。 30年持てば良いという考えでなく、長く受け継げる昔の様な住まい方しませんか? 私たちは今、未来の古民家を創ろうと「新民家」というものを推進しています。 http://www.g-cpc.org/consultation/shinminkakominkasaichiku メルマガの登録は下記から・・・もちろん無料です。 http://www.1019college.com/mailmaga