この1年、古民家に関わる市場は大きく加速しました。
(1)各種委員会を設け、専門分野にて古民家の安全の基準や仕組みを議論しました。
再築基準検討委員会・住学ガイドライン策定検討委員会・住教育運営委員会
平成の大工棟梁育成委員会・長期滞在型 ロングステイ観光学会
古民家ロングステイ普及促進分科会
(2)議員連盟の発足
古民家を後世に残すために、昨年発足した古民家再生議員連盟(自民党)に加え
本年は、古民家再生議員懇話会(公明党)が新たに発足され国会議員の皆様と
古民家に対しての勉強会をはじめ国への陳情を複数回実施しました。
(3)新たなサービスがスタート
・リフォームかし保険の付与
伝統工法の石場建て基礎においても付保可能に!
・フラット35S融資
再築基準で施工にて石場建て基礎のままで融資が可能に!
・インスペクション、耐震診断、耐震改修補助金
長野県・福井県を中心に補助金利用が可能となり広がっています!
・長期優良住宅化補助金、地域型住宅グリーン化事業補助金
再築時に補助金申請が可能となりました!
(4)人材育成に力を
・シルバー人材センター 古民家簡易鑑定士
高齢者活躍事業の一環とし、全国のシルバー人材センターと提携し
シルバー会員に古民家を学んでいただき地域の空き家調査を実施!
・平成の大工棟梁検定
全国の職業能力開発大学校(厚生労働省管轄)と連携し、若手大工・棟梁育成を
目指し、本年は全国13会場にて実施し、112名が受験し79名が合格しました!
(5)古民家ツーリズム
・約30箇所の自治体より要請を受け、古民家を活用したまちづくり事業を手がけています。
100年続くまちづくりを目指して!
さまざま事業をおこなうにあたり、弊社に加盟いただく企業のみなさんを中心に
全国各地で本年も活動することができました。心から感謝しています。
「KOMINKAを世界共通語に」というミッションを掲げ社長業をスタートした2015年から明日で丸3年を迎えます。
KOMINKAという言葉は、おかげさまで定着してきました。
古民家再生から古民家活用へ。人口が減る日本だからこそ、地域が抱える問題に取り組まないといけません。
今日よりも明日をよくするために。100年続くまちづくりを目指し、持続可能な循環型建築社会を!
2017年も大変お世話になりました。2018年もどうぞ宜しくお願いいたします!