大工育成事業がいよいよスタート

1980年代に94万人近くにいた大工さんは、
現在約60万人に減少。

その多くが50歳以上で20代・30代の若者は少なく、
その背景として賃金も避けては通れません大工さんの平均賃金は約356万円。

景気が良い時代でも約456万円であり、その多くは個人事業主。
ケガで休めば収入は減り、雨が降り休めば収入が無くなります。

大工さんは技術があり、職人としての誇り、お客様から感謝される職業でやりがいがあるのは間違いないありませんが、誇りや夢では生活は出来ません。

一般社団法人全国古民家再生協会では技能に応じた制度を創設し技能ある若手を輝かせる事を目的に「平成の大工棟梁検定」を開始します。

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ハンドプレカット工場を13ヶ所に設置・稼働が決まりました。

そして大工さんが手刻みをおこない構造材を納品し、安定した仕事の確保をおこなうと共に、技術を向上させる画期的な仕組みです。

CADセンターも設置が決まり、これから世の中のスタンダードになるよう市場創造が始まります。

リフォーム産業新聞がいち早くこの取り組みを取り上げてくれました。

11月8日(火)千葉職業能力開発短期大学校にて第1回目の「平成の大工棟梁検定」の開催が決定しました。

大工さんの技術能力を明確にしていきます。

若い大工さんを持つ、工務店さん等はぜひ参加頂きたいと願っています。