古民家鑑定士、古材鑑定士の必要性・・・

昨日も、関東のお客様からお問合せを頂きました。

お客様からのご相談>

築150年を超える古民家を解体しようと思っている。

商売をしていた建物でかなりの大きさで解体するにも多額の費用がかかりそう。

古材は買ってくれるのでしょうか?

こうしたご相談を頂きました。

古材倉庫では、解体を請け負う場合に限り古材の買取を実施しています。

今月より古材鑑定士の一般化に伴い古材鑑定(1万円)が必須となります。

お話をするなかで、古民家鑑定との違いを聞かれました。

古材鑑定は、古民家に使用されている伝統資財と呼ばれる再利用可能な自然素材の価値を判定させて頂き、その価格と状態を鑑定書という形でご呈示させて頂きます。

ご自身が所有される古民家に使用されている古材の価値を知る事ができます。

古材倉庫では、古材鑑定を実施した案件であれば、古材買取を踏まえた解体を実施する事も可能です。

また、古材倉庫に属さない古材鑑定士が鑑定を実施された物件であっても、解体買取は古材倉庫で請負させて頂くことが可能です。

古材鑑定は1万円。

一方古民家鑑定は、建物コンディションを経済性の側面からでなく文化的側面などから建物の状態・価値を評価するもので、5月からは鑑定内容や報告書内容が変わり家暦書やメンテナンススケジュールなどが明確に提示されます。

所有される古民家を活用したい。売買したい。貸したい方などに有効です。5月からは古民家鑑定にかかる費用は10万円となります。

どちらも一般社団法人住まい教育推進協会独自の判定基準による価格で法的証明にはなりませんので悪しからず。

今日のお客様は、自分ではどちらが良いのか判断できないので判断頂けますか?とおっしゃって頂きました。

担当の窓口より実際に現地で対応頂くのですが、解体を急がない方であれば、古民家鑑定を実施し「民家ねっと」などへ掲載(無料)し多くの方に周知するのも一つの手です。これには、古民家鑑定が必須になります。

また解体が余儀ない場合、まだまだ使用可能な古材を古材鑑定書の評価額にて買取をおこなう解体も選択頂けます。

買取に関してはこちらを

古民家鑑定士の講習でも出てきますが、鑑定士の主観でお施主様に無理強いを言って残す事も良くありません。

お客様にて選択頂ける環境をご用意させて頂き、最善の方法をご提案する。それがシンプルでありお客様の為だとも思います。

解体前に一度考えて頂ければと思います。他社でされて結構です。

捨てれば、ゴミになり環境にも良くありません。

ただ知らずに後悔だけはして欲しくないと思っています。

少しずつ認知され、近年ご相談の数が増えました。

今回の古材鑑定士を一般化したことで、より幅(サービスの向上)が増えると思っています。

地域へは、各地の認定の古民家再生協会さんを通じて対応頂きます。主にはそこに所属される会員さんによって実施されますし、古材鑑定にあたっては、古材倉庫グループの加盟店や今月からスタートする一般の古材鑑定士さんに、その役割を担って頂きます。

建築業界は消費税増税にともなう駆け込み需要が始まっている様です。

しかし、その先をしっかり見据えて動かれている企業さんも多くいらっしゃいます。

昭和56年以前の建物に対して、これから古民家鑑定士や古材鑑定士の担う役割は更に増えそうです。

全地域にしっかりと対応頂ける方が配置され、少しでもお客様の想いを叶えれるようにしたいと思います。

 

古材鑑定士・・・今月の最終のお申込を受付中です。古民家鑑定士が必要ですが、現在お持ちでない方は同時に両資格をお申込下さい。古材鑑定士の講習は少ない為、そのような処置を取らせて頂きます。

東京の次は大阪。すなわち東京では、しばらくありません。関東圏の方は、この機会に受講下さい。