この4月から古材鑑定も鑑定料が下記の通り変わりました。
旧:1万円(税別)
新:3万円(税別)
古材鑑定は、古材鑑定士が長年住み続けた古民家に使用されている
古材の価値を専門的立場より価値を評価するものです。
古材鑑定を行うと、古材の価値・コンディションが明示された「古材鑑定書」が発行されます。
どちらかと言うと、古民家を解体しようとされる方が多い傾向があります。
私もそうでしたが、親や祖母から家に使われてきた資材(古材)などの価値については、
子どもの頃から聞かされていたので、価値があるとは思っているものの、それを判定してくれる人がいない。
1万円といえば1万円になるし、1千円といば1千円の世界。
それを脱却するために約11年程前に、弊社先代が古材倉庫チェーンを立ち上げ古材市場のスタンダード化に乗り出しました。それが、古材市場のスタートと言ってもいいと思います。
現に今でも週刊誌などでも注目されていますから。
それを2年程前から、一般の資格とし幅広い人に古材の調査(鑑定)を普及させるために、古材倉庫チェーン独自の資格から一般資格へとステージを変えました。
古民家鑑定が誕生した時と同様、鑑定料1万円からのスタート。
多くの方から鑑定のご依頼をこの2年間頂きました。
そして、この春から3万円とさせて頂きました。
ただ単に、値上げをしたのではありません。当初から3万円でスタートを視野に入れており、これまで2年間の歳月をかけ古材鑑定の実績を蓄えて参りました。
古民家丸ごと1棟を残すことは難しくても・・・古材の1本でも2本でも再活用して欲しい。
残念ながら解体するならば、古材鑑定を実施した家屋の古材は買取解体で引取もさせて頂きます。
循環型建築をより推進するために、広く浸透を願います。