この週末、福岡県八女市では同市にのこる伝統的建造物群保存地区の見学会を一般社団法人福岡県古民家再生協会、一般社団法人伝統資財再生機構(福岡県木の住まい支援協会)主催にて開催され、昨日開催報告を受けました。
当日の早朝は雨が降り天気が心配されましたが、集合時間の10時になると雨もやみ日が差すいい天気になりました。
八女市伝統的建造物群保存地区見学会の日には、たまたま保存地区の中心部に位置する「横町町家交流館」のベンガラ・柿渋塗り体験ワークショップが開催されており、急きょそちらの方に参加しました。{従来、伝統的な町家の手入れとして、八女福島の町並みでは家々の戸や板壁などに「ベンガラ・柿渋」(防腐効果等のある伝統的な塗料)を定期的に塗りなおしていたそうです。}
午前中はベンガラ・柿渋塗にみんな没頭しました。
参加者からは、「初めての体験でいい勉強になります」という感想を頂きました。
その後昼食をとり、午後からはNPO法人八女町家再生応援団 北島力代表の案内による八女市伝統的建造物群保存地区の見学をしました。地元の者でも普段は通らないような場所なども案内して頂き新しい発見などもありました。
今回は県外からの参加者もあり、中身も充実した見学会もでき、大変満足のできるイベントだったと思います。
こうした活動が、参加者へ興味を与え、未来に地域の大切な伝統・文化を残すきっかけになります。
この情報は12月号の伝統住宅のススメに掲載予定です!