このブログでも、よく古民家って言葉が出てきます。
(写真:古民家フォト甲子園 応募作品より)
wikipedia では・・・
古民家の定義に、どの時代に建てられたものか、あるいは建造され何年を経たものを指すかの定義はないが、通常は戦前以前のもの、特に大正以前のものをさす場合が多い。
(wikipedia 古民家 より抜粋)
と書かれています。もともとは定義が無く曖昧なのが現実です。
現在、古民家を調査する専門家として古民家鑑定士が各地に広がり、第3者として調査する流れが比較的馴染んできました。
古民家鑑定士という資格制度の中では、古民家の定義として国の登録有形文化財制度に併せ築50年を経過する木造家屋となっています。
築50年が新しいか古いか地域によって感覚はまちまちです。古民家は身近なところに沢山残っています。
しかし、毎日の様に壊されています。
新しい住宅の方が長持ちする。古い家はもうダメだ。
本当にそうでしょうか?
現在の住宅寿命は築25年から30年で消却されています。古民家は最低で50年。
しっかりとメンテナンスすることで後何年も残す事が可能です。
もちろん誤ったメンテナンスでは寿命は縮まりますが。
そして、古民家は地震に弱いと言われます。
本当にそうでしょうか?築50年の間、古民家は幾度も地震や災害にあっています。
それを耐えしのいで来ました。今の住宅で1回の地震では持つかもしれませんが、長い年月の間に幾度も地震が来て耐久するのでしょうか?
色々と住宅には隠された秘密が沢山あります。
古民家から学ぶと良い家づくりが出来るような気がします。
そのような、想いのある建築業界の人居ませんか?今良ければそれで良いは、ダメだと思います。
住育ライフ ⇒ http://www.jyuikulife.com/