古民家の耐震診断は・・・

古民家を所有している方・・・今、やはり「地震」に対する心配少なからずお持ちだと思います。

忘れもしない東日本大震災。来月で丸2年を迎えようとします。

多くの方の尊い命が一瞬にして失われました。そして日本国内を問わず、悲しい想いをしました。

しかし、2年という歳月の中で風化しつつあります。それは、被害のあった地域から離れれば離れる程、意識は低くなっています。

過去の東日本大震災や中越地震、阪神淡路大震災などを振り返ると、古民家は倒壊を免れているケースが多くありました。

古民家は建築されてから築50年を経過した民家とされています。

現在、100年を超す古民家はまだまだ全国に多く残っています。それは、数多くの災害を乗り越えて来た証です。

実際、多くの建築家は古民家などの伝統構法の民家の素晴らしさを実感しています。

しかし、危険なもの確かに多く現在あります。

昔ながらの伝統構法の民家に、増築や改築された現在の在来工法などが合わさった混構造の建物です。

古民家の耐震診断を開発した一般社団法人伝統構法耐震評価機構 理事の毎熊先生はこう語ります。

「古民家の柔構造と現在の剛構造が合わさった混構造は、家屋の揺れの周期がおかしく危険な場合が多い」

古民家にターゲットに増改築リフォームを営業する企業のおかげで、長持ちする古民家が逆に危険な家屋になってしまっているのです。

古民家は各部で地震の力を吸収して力を逃す柔な造りをしているにも関わらず、揺らさないように固めてしまい、力には力と言う剛な造りに変えてしまっているのです。

そういった古民家が多いからこそ、一度古民家に適した耐震診断をお勧めしています。

「早稲田式動的耐震性能診断」

全国各地で依頼が増え始めました。先日、滋賀でおこなった際は、行政の担当者やメディア各社そして驚いたのは、東京など関東から一度見てみたいと建築士の方達が滋賀の彦根まで集まったことです。

この診断を発明した毎熊先生は、

「耐震診断は保険と同じもの。いつ来るか解らない地震に備えなければならない。」
「命が守らなければ、お金が残っても意味がない。まずは人命である。」

1回の診断は12万円。約2時間あれば全て終わり、後日解析結果がお届けされます。

その後、改修工事が必要な場合、工事完了後に再度実施することで本当に意味のある工事をしているのか確認が可能です。

これは、現在出回っている耐震改修の物件では、おそらく無いことです。(机上の計算ではありますが。)

いつ、地震が来ても良いように自ら備えなければなりません。

診断のご依頼、ご相談はお気軽に一般社団法人伝統構法耐震評価機構もしくは、お近くの一般社団法人古民家再生協会[ひらいて古民家再生協会をクリック]へ「動的耐震診断をおこないたい」とおっしゃってください。