安城寺、和気一丁目、和気浜、太山寺、高浜一丁目、高浜六丁目、勝岡子供神輿の計7体のお神輿が勝岡八幡神社の参道を神守(しんもり)と呼ばれるフンドシ姿のかきふが、勇壮に駆け抜けるお祭りです。
このお祭りは、松山でも歴史が古いお祭りで、ケンカ神輿が多い松山市内では珍しいお祭りなのです。
神様が入ったお神輿は、各町のかきふ達により宮出しを行い、一体走りを終えると各町へ帰ります。
五穀豊穣を祝うお祭りであり、特に私の地域(太山寺地区)は、百姓が多い地域でもありました。
各町へ帰るときは、お飾りを外し各町を練り歩き神主にお祓いをして頂きます。
お年寄りの方は、神輿がくると手を合わせ祈ります。昔の方は、それだけお祭りという存在と、神様に対しての尊い思いがあるのだと毎年感じます。
お飾りが外されたお神輿には、豪華な飾りが施され神輿大工も褒めるほど美しいもので、誰が作ったかは様々な説はありますが、確かな事は分からない。それも歴史深きお祭りの魅力なのかも知れません。
物心がついた時から、お祭りという行事に惚れ、中学生までは町内の子供神輿をかき、高校生に入るやいなや大人神輿をかくために青年団に参加。
多くの大人達に可愛がって頂き、育てて頂きました。
生意気な事を常に言っている私ですが、この町の歴史深きお祭りをゆく末長く繋いで行くことが大切であり、これまで育ててくれた町に恩返しの為にも、お祭りは精一杯やらせてもらいます。
毎年、お祭りは仕事を休ませて頂き感謝。
地域の宝を残そう!