古材鑑定書がリニューアルされました。
古材鑑定とは住まい教育推進協会が認定する「古材鑑定士」が古民家などの伝統構法住宅を調査し、構造材が再利用可能かどうかを判定する業務、古民家の構造材のインスペクションになります。
古材鑑定書では構造材の再活用が可能かどうかの判定と、構造材の評価額が表示されます。
再生する際の目安となる鑑定調査であり、もし再生せずに解体する場合には構造材=古材を評価額にて買取をおこなう制度も利用できます。
今回のリニューアルは、
1、構造木材の再活用可能な部分の二酸化炭素量を独立行政法人森林総合研究所試算のブナの木一本が一年間に吸収する二酸化炭素の量11kgを建物構造材の再活用可能なもので計算した概算量を表示します。
2、内部計算などを見直し、普及やシロアリが無い状態であれば評価額が現状より高くなるようにしました。
3、また二酸化炭素量の表示に合わせデザインを一部リニューアルしています。
調査内容は今までと変更ありませんので調査票は変更していません。
今回のリニューアルで地球環境を考えて解体ではなく再生を考えていただく方が増えて欲しいと思います。