古民家再生協会 理事長・支部長会が平成26年8月25日(月)衆議院議員会館にて開催された。
理事長・支部長の国や行政に対して自分たちの取り組みを述べようとする気迫に感無量であった。
空き家対策推進議員連盟 会長 宮路和明 代議士(衆議院議員)にもご臨席を賜り、現在注目を集めている日本の空き家事情をお話頂いた。
衆議院議員 山本ともひろ代議士にもご臨席頂き鎌倉という古民家の多い地域である中、今後の地方のあるべき姿をお話頂くことができた。
その他にも、内閣官房、国交省、林野庁、環境省より各関係者にもご臨席頂き理事長・支部長からの取り組みについて様々な回答を述べて頂くことが出来た。
特に国交省 小林 不動産市場整備課 不動産投資市場整備室長からは、市民によるまち・地域への投資促進など最先端の取り組みをご紹介頂き参加した理事長・支部長は熱心にメモを書きとめ地域へ落とし込みを図るべく有意義な時間となった。
また、古民家再生協会と連携する古民家活用まちづくり機構の矢野理事長より「日本のこれから」「私たちにできること、行政がやること」などソフト面の講話を頂く。
これは、非常に大事で古民家を活かさなければ何もならない。空き家を減らしたいならば壊せばいいと言う考え方になるのはおかしく、東京オリンピックを控える中、今我々に何が出来るのか?
私がいつも話するタイムリミット6年。と通ずる部分があった。
再生工事だけが全てでない。そこに住まう人々、地方ならではの特色が大切で安倍政権が掲げる「地方創生」に繋がる。
我々は、自らが住む「日本」を愛し地方がより豊かな環境で日本らしい文化を未来に継承し、「古民家は地域の宝」であることを忘れてはならない。
この会議に北海道から沖縄まで多くの理事長・支部長にお集り頂いた。
本当に今までの雰囲気とは異なり、「自分たちがきっと世の中を変えてみせる」という気概を感じた。
全国古民家再生協会連絡会議に構成される古民家再生協会は、強い絆と志を持ち、一歩次のステージに駒を進めることが出来た1日であった。
この日のことは、きっと忘れない日になると思う。
最後に一般社団法人古民家再生協会広島の貴船理事長。
先般発生した広島の集中豪雨による土砂災害。実は、貴船理事長が住む場所こそが、その災害地。
そんな大変な状況下で東京までお越し頂いた。
貴船理事長には、今回の災害の報告や全国の仲間へ注意喚起をおこない、全国の理事長・支部長の有志にて義援金カンパを頂く。10万500円がすぐに集まり、金額以上に同志の熱い思いがそこにはあった。
この義援金は古民家再生協会広島にて、地域の被災を受けた子ども達に使われると思う。
今、大変な時期こそ、助け合わないといけない。
一日も早い復旧を心より祈っています。