古民家の耐震診断手法として「早稲田式動的耐震性能診断」があります。
福岡・広島で先週セミナーや実地検証をさせて頂いた事は書きましたが参加された方のアンケートが届きました。
1、今回のセミナーに参加しようと思ったきっかけは?
・伝統構法の建物が残せそうに感じたため
・伝統構法はもともと関わっていた為、必要性を感じた
・伝統構法、規矩術を残したい
・耐震について勉強してみたかった
・耐震性能に興味があったから
・伝統的建築物の耐震改修以依頼が増してきた為 などなど・・・
2、従来の耐震診断と動的耐震診断と比べていかがですか?
・目で見て解る!
・低価格で診断も早くていい!←(1回の測定は12万円で可能。測定時間はやく2時間程度で終了します。)
・壊さずに診断できるのは良い。
・動的耐震診断は壁内部をはぐらなく、周波数で測定するので簡単でいい。
・これまで在来構法でしか対応できなものと考えていましたが、この様な方法があればお施主様の納得いくリフォームが出来ると思います。
・良く理解できました。素晴らしいと思います。
(↑コップを使っての解りやすい説明が好評)
3、今後、導入を考えますか?
・ 前向きに検討したい!
・是非導入したい!
・一度実施してみようと思う!
・市場にマッチング出来れば検討したい!
・地域の文化伝統のためにも頑張りたい!
などのようなご意見をお聞かせ頂きました。
今の多くされている耐震診断が「問診を中心」のような位置づけとすると、この動的耐震診断は「人間ドック」(数字に基づく診断)で誰にでも解りやすい点がメリットだと思います。
次世代に残そうとする古民家が好きな建築のプロ達にとっては最適だと思います。
古民家は何十年以上も昔から倒壊せず、残っています。神の領域とも言われるくらいです。
合言葉は Love 古民家
古民家を残そうと思わない方からすれば、必要の無い診断です。
建築士の方でなければ診断士になれません。各地域に診断ができるプロを育成し1棟でも多くの古民家を残せていければと思います。
今週末に第1回目の早稲田式動的耐震性能診断士の講習・試験が開催されます。全国各地より参加されるようです。いち早く、取り入れ地域の伝統・文化を残しお施主様に安心を提供したいと思われている方達ですね!
夏過ぎには第2回目の開催を予定しています。
検討される方は、建築士(1級・2級・木造)とは別に古民家鑑定士、伝統資財施工士が必要になりますので各地域の講習で取得下さい。